骨折
顔の骨折
2020.08.08
①頬骨体部骨折
(1)概要
頬骨を形成する体部(前方に突出した部分)が骨折した状態です。
(2)症状
・骨折部位の疼痛(痛み)、腫脹(腫れ)、眼科表面の内出血
・眼球陥没による複視(ものが二重に見える)
・眼窩下神経の損傷による頬部、鼻の側面、上口唇、歯肉の感覚障害(しびれ)
・頬部の平坦化
(3)認定されうる後遺障害等級
後遺障害等級第10級1の2号 | 正面を見た場合に複視の症状を残すもの |
後遺障害等級第12級12号 | 局部に頑固な神経症状を残すもの |
後遺障害等級第13級2の2号 | 正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの |
後遺障害等級第14級9号 | 局部に神経症状を残すもの |
①頬骨弓部骨折
(1)概要
頬骨を形成する弓部(側方に突出した部分)が骨折した状態です。
(2)症状
・骨折部位の疼痛、腫脹、眼科表面の内出血、顔側面のへこみ
・鼻の下の側頭筋の損傷による開口障害(口が開けづらくなる)
(3)認定されうる後遺障害等級
後遺障害等級第12級12号 | 局部に頑固な神経症状を残すもの |
後遺障害等級第14級9号 | 局部に神経症状を残すもの |